現在、当院で行なっている鼻の美容外科治療をこのページにまとめてみました。結構、鼻を気にして当院を訪れる方がいるからですが、やや欧米の方と日本人では鼻の悩みが違います。白人系の 方は鼻が高すぎたり、段鼻であるのを嫌がり、その為に鼻骨や鼻の軟骨を削ったりする手術が主体 になります。それに反して、日本人の場合は鼻が低いと云う悩みの女性が多く、鼻を高くす る手術が主になります。最近はヒアルロン酸を注入する方法もあります。
本土の方と沖縄の女性の鼻にもやや違いがあります。他府県の方は色が白い為か、すっきりした 鼻を望まれるのですが、沖縄の方は鼻翼が広がりややシーサーに似た状態の鼻で、かつ鼻尖部に油 性の方が多い感じをもちます。
この沖縄女性の悩める鼻をいかに傷を目立たなくし、どう治すかは沖縄にいる美容外科医の大切 な仕事です。勿論、欧米型の鼻、本土の女性の鼻、先天的に欠損や曲がりのある鼻、骨折してしまって 変形した鼻など治すべき鼻は色々ありますので、その辺の基本的事項を述べてみたいと思います。
鼻は立体的ですので、各部位の名称を理解することで隆鼻術のイメージが分かりやすくなります。鼻のどこをどうなおすか術前に充分吟味し選択せねばならないでしょう。鼻の変化には段鼻や鞍鼻、良く知られる団子鼻などがあります。シリコンを用いたり、鼻骨を切する手術になると、適応範囲や それぞれのメリット・デメリットも多岐にわたることになります。是非形成外科の基礎研修を受けた医師の元で手術をしていただきたいものです。
日本人は一般的に鼻を治すと云えば、鼻筋を通したり、鼻を高くしたりする事を指す事が多いのですが、この方法は、シリコンプロテーゼと云うのを鼻背に挿入する手術です。望みの鼻にどのようにも出来ると云うものではなく、やはり身体にとって安全と云う事が基本になるでしょう。つきつめて云えばシリコンプロテーゼをその人に合せて、腹八分目に挿入すると云う事が大切になるのです。
日本人でもっとも多い手術、鼻を高くする方法です。局所麻酔で右の鼻の中から鼻背部にプロテーゼを挿入します。 以前は像皮などが用いられておりましたが、最近は材質も改善されており「軟骨に近い柔らかさ」のシリコンが使用されます。 特に鼻の支持部は、鼻根部(鼻の根元)で骨で出来、鼻背から鼻尖(鼻さき)は軟骨で出来ておりますので、シリコンもそのような型が基本です。
①筋膜移植、②軟骨移植、③骨移植、④真皮移植などがシリコン以外にあります。シリコンプロテーゼは人工的で安全性の高いものですが、すぐ取り出せるようにもなっております。また人工物が嫌いな方などには耳介軟骨を筋膜で包んで挿入する時や自分の骨や軟骨、真皮移植などで高くする時もあります。
I型は鼻背を主体として鼻筋を通すことを目的とします。
プロテーゼの動きをおさえる為、原則鼻根部で骨膜下にプロテーゼを挿入して固定します。
シリコンを鼻骨々膜に固定させる方法をやっております。当院ではその確認などをする方法を美容外科学会などで報告しております。鼻を高くする事もしております。
手術項目 |
料金(税込) |
備考 |
隆鼻(I型) | ¥242,000 |
シリコンプロテーゼを挿入します 隆鼻取り出し後の挿入も料金は一緒 |
隆鼻(真皮脂肪移植) | ¥253,000 |
異物ではなく自分の組織を移植し鼻の高さを出していく方法です。 |
隆鼻取り出し(薬代込み)(自院5年未満) | ¥55,000 |
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隆鼻取り出し(薬代込み)(他院・自院5年以上経過) | ¥110,000 |
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