顔の大じわや小じわにコラーゲンに代わって(コラーゲンの特徴、良さなどはそれなりに今でも存在しますが…)ヒアルロン酸が脚光を浴びております。
ムコ多糖の一種で学術上はヒアルロナンと呼ばれております。生体内では極めて高分子量で、関節、硝子体、皮膚、胸などに広く分布し、水分保持に重要な役目をはたします。以前より関節軟骨の変形した方などの治療に用いられてきましたが、安全性の確立と共に美容外科領域にも前述した皺対策に使用されております。鶏のトサカなどから採れるとされておりましたが、近年、乳酸菌や連鎖球菌からも生産されるようになり、先進各国メーカーが作成しており、メーカーの一般名によって各種売り出されております。
赤ちゃんのみずみずしい肌はヒアルロン酸の為ですが、このヒアルロン酸は40才位を境にして急激に減少し、小じわ、大じわの原因をなします。 その為、その皺の程度によって各種のヒアルロン酸を注入していくと云う事になります。
「簡単に若返る」ヒアルロン酸とボトックスの併用療法です。ダウンタイムが無く、痛みが少ないという利点があります。
最近のヒアルロン酸注入は従来と大きく変化進歩しております。お顔のたるみ、へこみ の部分へ重点的に注入するのですが、深い層に入れていきます。そして量を多めに入れるのですが、先の丸い針を使うのも特徴のひとつです。つまり、へこみ・小ジワの線で入れるのではなく、面で入れるのです。その結果、顔にボリュームが蘇り、肌質が良くなります。
図の赤線はS字型の頬のラインで「オージーライン」と云います。欧米人はこのラインを大切にして頬骨突出を作り出すようにしております。写真はカナダのDr.Swiftの発表したヒアルロン酸注入ポイントです。この部分にヒアルロン酸を注入する事によって若さを出すと云う事を特徴的に表現しております。
然し、日本人の場合は頬骨が出ている方が多く、オージーラインではなく、ゴルゴラインを中心にボリュームを増やします。その為、我々は「ゴルゴラインにボリューム」をつけるようにしております。これをボリュームリフトと名付け、ヒアルロン酸を使用します。特にゴルゴラインのみならず、額・頬・法令線・マリオネットラインにも使用出来て容易に若さを作り出す事が出来ます。注入部位は離れた位置、即ち法令線から鈍針を使用して頬などをふくらませます。手術よりは容易で痛みも少なくダウンタイムなしが特徴的若返り(アンチエイジング)施術方法です。
ヒアルロン酸などで頬をふくらませたり、ボトックスを打つと何気なくの美しさが出ます。下記の女性はボトックスのみで何気なしにきれいになっています。ダウンタイムなしでお化粧の助けを借りなくても変化させるのが最近の美容外科手術です。
施術項目 |
料金(税込) |
備考 |
ヒアルロン酸(0.1ccあたり) | ¥11,000 |
量り売りの料金です。 |
ヒアルロン酸各種(1本の料金) | ¥88,000 |
※部位によって使い分けをします。 |
ヒアルロン酸1本購入された方 保存期間:購入された日より半年 |
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