私たちのからだは、約60兆個の細胞からできており、その始まりは、1個の受精卵です。受精卵が細胞分裂(増殖)によって「胚」になり、さらに細胞分裂を繰り返して多種多様な細胞に成長し、皮膚や脳、心臓といった組織や臓器がつくられます。このように、細胞が様々な組織や臓器に変化することを「分化」と言います。
一方、細胞には寿命があり、多くの細胞は分化すると増殖することができなくなり、やがて死んでいきます。例えば、肌をこすって垢が出るのは、皮膚の死んだ細胞が剥がれ落ちるからですが、その下にすでに新しい皮膚があるのは、組織の中には、新しい細胞を補充する役目をもつ未分化な細胞があるからです。完全に分化し、皮膚や血液のように組織や臓器となった細胞は「体細胞」、これからいろいろな組織や臓器になれる未分化な細胞は「幹細胞」と呼ばれています。
現在、再生医療では、この「幹細胞」や「体細胞」を利用して、ケガや病気で損傷した部分に移植して組織の再生を促し、根本的な治癒を目指す「細胞移植治療」が行われています。
当院はアヴェニューセルクリニックや東京大学整形外科と常に連携を取り合っており、質の高い細胞を提供させて頂いております。沖縄県内でも最先端の知見に基づいた安心・安全で高度な再生医療を受けていただくことが可能です。