当院のほくろの治療方針を以下にまとめて文章にしております。ほくろの治療を希望される患者様は大変お手数ですが、ご一読下さい。
ほくろは専門用語で母斑と言います。皮膚の深いところに存在する母斑細胞が色素を出すことによって黒く見えます。従いましてほくろを除去するには、この「母斑細胞」を除去する必要があります。当院では、完全にほくろを除去するには外科的治療が最も優れた方法であるという考え方のもとに診療を行なっております。
ほくろ除去が保険適応になる場合は、生活に著しく不都合を生じさせている場合や、少しでも悪性(皮膚癌等)を疑う場合です。それ以外の場合は自費での治療となりますのであらかじめご了承ください。どちらになるかは医師が診察した上で判断させていただいております。
手術以外の方法としてCO2レーザーもしくはQスイッチルビーレーザーをご用意しておりますが、原則自費(初診料2,420円税込)でのご案内になります。どちらの治療も完全に母斑細胞を取り除くことが難しく、最終的には少し薄くなる、もしくは盛り上がりが無くなる程度とお考えください。治療後に無くなったように見えても数年後には再発する可能性があり、色が濃いほくろの場合は全く変化がない場合もございます。また頻回のレーザー治療は陥凹や色素沈着などの合併症を引き起こす恐れもあり、その際は医師の判断で治療を中止する場合もございますのであらかじめご了承ください。
医療法人形成会 当山美容形成外科
ほくろを外科的に切除する方法です。再発がほとんどなく、一度の治療で終了します。傷が残ることや、手術ということでほとんどの方がこの治療方法に対して抵抗があります。
しかしほくろの場所によっては、術後の傷跡がどこにあるか分からない程度にまで改善することもあります。術後1週間程度糸が付いてることや、傷が落ち着くまでに2〜4ヶ月程度掛かることが欠点として挙げられます。また治療には医師の高い技術と豊富な経験が必要です。
外科的手術では治療が難しい部位や、盛り上がりのあるほくろ、また手術を希望されていない方に適応があります。ほくろの細胞を一回で全て除去出来るわけでは無いため、複数回の治療が必要になる場合や、盛り上がりの形状が平らになるだけの場合があります。
また手術に比べて再発のリスクがあることや、治療後に少し凹んだ状態になってしまう方もいらっしゃいます。
694nmというメラニンに対して吸収性の高い波長を使用します。ほくろの細胞を破壊することは出来ませんが、色素を薄くすることは可能で、盛り上がりの無い小さなほくろには有効です。
複数回の治療が必要になることと、一度肉眼で見えない状態になっても細胞は残っているので、数年後に再発することがあります。レーザー治療後に紫外線対策を怠ってしまったり、摩擦を加えることで色素沈着を起こすことがあります。
ホクロ(自費診療) | ||
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治療項目 |
料金(税込) |
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3mm未満 | ¥3,850 |
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3mm以上5mm未満 | ¥5,500 |
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5mm以上 | ¥11,000 |
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1mm増すごとに | ¥2,200追加 |
診療メニュー